【MIX】Stay Gold【R&B】
「Stay Gold」
ここで、ちょっと最近の音楽の話。(急)
最近あれよね。音楽自体がものすごーーーーく大量消費されている感じがする。いや、前からそうっちゃそうなんだけど、近頃は特にそう感じる。
ストリーミングサービスの広まりで、マーケットは確かに拡大している。けれども、ストリーミングサービスの特殊な分配方式の収益構造が問題なのか、以前よりも増して 間接的にアーティストへの対価が支払われるようになっているんじゃないかなと思う。
運営会社はマスで利益を取るためにどんどん新しいアーティストやヒット曲を生み出すことに注力する。単発的なヒットを数多く生み出していく。
結果的に儲かるのはストリーミングサイトや事務所側で、アーティストには直接的に還元されない。
それなりの報酬がえられていたとしても、構造的に一時的•瞬間的な流行になってしまうとなると、アーティスト達はまさしくただ消費されていく。そんなイメージを僕は持っている。
繰り返しになるけど、そういう構造は、前からっちゃ前からなんだよね。ただ、昔に比べて歌やダンスやら作曲やらクオリティがどんどん高くなっている。テクノロジーも進化してるけど手間や時間の他お金のかけ方も必要になっている。こりゃぁ大変だなぁーと。
長い下積みをしてきて、せっかく売れたっていうのに1年2年であっという間に次のアーティストに取って代わられてしまう。特にKpopアイドルとか見てると、時々虚しさすら、感じてしまう。
もちろんサブスク自体は良いことは沢山あるし、サービス自体を否定するつもりは全然ない。自分も便利に使わせてもらってる。だから、大きな時代の流れの中で、順応していく必要があるんだろうなーと思いつつも、なんだかアーティストにとっては不憫だよねぇーっていう。
だからなんか(これは自分にとってなんだけど、)なんらかの形で、当時というか今というか、その時に聴いていた音楽を思い出的に保存しておきたいなっていう気持ちが最近高まってきてる。
話は変わって、シティポップブームというものがある。2010年代頭から国内外で起こったシティポップ再評価の流れのことだ。ほんとここ最近まで10年以上じわじわ続いる。正確になんでか理由はわからないけど、サブスクやYouTubeといったネットの力が大きいのは確かでしょう。
感覚的な話なんだけど、世界中にシティポップのムーブメントが拡散している一方で 、90sの音楽、取り分けR&Bは名曲は沢山あるのに、あんまりリバイバルされていないような気がしている。
一般的にCD黎明期で流通量も沢山あったとは思うけど。まさにそのせいなのか再評価の兆しすら感じない。ちょうど90年に生まれの僕としては、当然肌で感じてきた訳ではないのだけど、なんとなくこの辺がちょっと悲しい。
という訳で、良い音楽を思い出の形で保存しておきたいなぁ!っと思い90sR&Bを中心にMIXを製作しました。
90年代最高だよね!!っていうのと、今の目線?(耳線?)から聴いた時にどう聞こえるのかなぁという単純選曲しました。
少しレア音源をアクセントに加えつつも、基本的に大ネタばっかりです。
以下、解説です↓
ちょっとまってね。
1.My Oh My/Chantay Savage
ニュージャック・ソング"Betcha'll Never Find"で有名な彼女だが、こちらは、スムースなミディアム・トラックに得意の迫力あるボーカルが絶妙なグルーヴィン・チューン。
2.I Wanna Love Like That/Tony Thompson
歴史的名曲。甘い愛を歌う'90年代R&Bの傑作。
R&BグループHi-Fiveのリード・ボーカリストとして活躍したTony Thompsonのソロ・プロジェクト。
BabyfaceとTeddy Rileyが製作参加した。
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